2011年 08月 31日
「おと な り」
映画「おと な り」 をDVDで観た。

ただ単に「お隣」かと思ったら、「音なり」の意味もある。
音に焦点を当てた、新鮮な映画だった。

この映画で「基調音」という言葉をはじめて知った。
普段、聞こえない音。
風景で音を表現するときによく使われる言葉。
風の音、雑踏のざわめきとか。
普段は意識していないけれど、すぐそばにあって、
それがなくなると、なんとなく寂しくなる音。
慣れ親しんだ基調音には、人の心を癒す効果がある。

壁の薄いアパートの隣同士に住む男女。
顔は合わせたことはないけれど、
互いの隣の部屋から聞こえてくる生活音に安らぎを感じていく。
キーホルダーの鍵がぶつかる音、コーヒーを挽く音、
勉強中のフランス語、くしゃみ、加湿器の水切れ音、鼻歌。
そんなところから物語は、はじまる。

チャーミングな麻生久美子さんがとても魅力的。
微笑ましい、ハッピーエンドラブストーリー。
私のお気に入り映画に追加サレマシタ。


そして、サヨナラ、8月。サヨナラ、夏。
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by potori_ms | 2011-08-31 22:33 | 日々 | Trackback | Comments(2)
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Commented by fuwa-rin at 2011-09-01 20:44 x
potoriさん、「おと な り」は私にとっても大好きな映画です。
映画館に2回見に行きました。

映画の中で二人が歌っていた「風をあつめて」
一時期、気がつけば麻生久美子気どりで口ずさんでいました。
(一度、仕事中に歌っていてみんなに笑われましたが・・・)

聞こうとして聞く音ではなくて
何気なく耳にしている音が
実は一番気持ちを落ち着かせてくれるんですね

音で季節を感じたり懐かしい気持ちにもなったり・・・

今、開けた窓から秋の虫の鳴き声が聴こえてきています。
Commented by potori_ms at 2011-09-01 22:08
fuwa-rin さん、こんばんは。

わ~嬉しいです、fuwa-rin さんと同じ感性で。
映画館に2回も行かれているなんて、さすがです!

私は、レンタルショップで邦画を物色していて、
公開当時、気になっていた映画だったな~と思って観ました。
それがこんないい映画だったとは・・・って感じです。

麻生さんの声の「風をあつめて」の鼻歌が心地よかったですね~。
仕事中に鼻歌が出るなんて、
fuwa-rin さんは気持ちよく仕事されてたんですね(笑)。

この基調音については、今まで意識したことがなかったけれど、
蛇口から出る水の音、スリッパの足音、食器と食器がぶつかる音など、
意識してみると、たくさんあって面白いな~と思いました。
日常、無音なようで、無音ではないですね。
夏休みの終わった静かな図書館など行くと、より意識できそうですね。

私も今、扇風機の羽の回る音越しに、虫の音が聴こえてきています。


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